浸透テクノロジー「QuSome」
ビーグレンと他の化粧品会社の決定的な違いがこのテクノロジー
ケラー博士は長年リポソームというドラッグデリバリーシステムを利用した抗がん剤や遺伝子治療薬の研究に従事してきました。
リポソームとは、薬剤をリン脂質で包んだナノカプセルのことです。例えば抗がん剤をリポソーム化して患者に注射すると、健康な組織に副作用を引き起こすことなく目的の癌腫瘍に到達し、そこではじめて薬剤がナノカプセルから放出され効果を発揮するのです。
リポソームは他にも抗生物質やエイズ治療薬などの抗ウイルス薬の運搬にも使用され、水にしか溶けない医薬品をリポソーム化することで運搬することも可能になったのです。
このテクノロジーを化粧品の分野に応用すれば、美肌効果が格段に上がることはすぐに想像がつきます。
コラーゲン・ヒアルロン酸・ビタミンC・ペプチド、これらは全て水にしか溶けない美容成分なのです。皮脂や細胞間脂質という「アブラ」に覆われた人の肌にこの水溶性の美容成分を浸透させるにはまさにこのリポソームというテクノロジーが最適でした。実際に1987年にクリスチャンディオールがこのリポソームを使用した化粧品の販売を始めています。
ところが、20年以上たった現在でも、このリポソームが使われている化粧品は少なく、普及していないのです。
- 安定性が悪く、ナノカプセルが時間の経過と共に崩壊してしまう
- 製造工程が複雑で大量生産に向かない
- 製造コストが高い
これらの理由がリポソームが普及しなかった大きな要因です。
ケラー博士はこのリポソームの欠点を全て解決したテクノロジーを彼が研究を続けていくなかで開発することに成功したのです。
このテクノロジーは「Quick Some」という意味から、「QuSome（キューソーム）」と名付けられました。QuSomeは
1.安定性に優れている
2.製造工程がシンプル
3.製造コストも安い
ということを実現し、これまでのリポソームを使った化粧品の問題を全てクリアしたのです。
しかもQuSomeは美容成分を肌の奥まで運ぶ能力がリポソーム以上に優れており、肌への刺激（炎症）を大幅に軽減する働きも持っています。
医療から生まれた浸透テクノロジーQuSomeを使って美肌成分を肌の奥にまで届ける。
このテクノロジーこそがビーグレンと他の化粧品会社との決定的な違いなのです。
リポソームとQuSomeの違いについて詳しくは公式サイトのこちらをご覧ください。
ビーグレンのこうしたこだわりについて、「ビーグレンイッシュ」というビーグレン公式オンラインマガジンの「もっと知りたい！ビーグレン」コーナーから抜粋しました。ケラー博士とビーグレンの関係やビーグレンの本社、開発裏事情などさらに詳しい情報が「ビーグレンイッシュ」には満載です。
